こんにちは。MiDoです。
我が家は牛乳をよく飲む家で、週に2・3本は牛乳を消費します。なので、賞味期限を切らしてしまう事はあまりないのですが、冷蔵庫の奧に未開封の牛乳が寝ているのに気がつかずに家族が新しい物をあけてしまっていたようで、賞味期限を過ぎた物が残っていることに先ほど気がつきました。
未開封なのに捨てるなんて勿体ない。とはいえ、牛乳は生鮮品の中でも鮮度が大切な気がします。果たして賞味期限が1週間も過ぎた牛乳は飲んでも大丈夫なのでしょうか。
目次
賞味期限とはそもそも何か
そもそも、この賞味期限、どのような定義で決められている物なのでしょう。知っているようで知らないという方も多いかとおもいますので、改めて確認をしたいと思います。
食品の期限には2種類ある
国内で販売されているほぼ全ての加工食品には「賞味期限」あるいは「消費期限」いずれかの期限が記載されています。どちらも安全に美味しく食べる為の期限なのですが、この2つは実は全く異なる意味を持っています。この2つをしっかりと理解している事で、食品を無駄なく使うことができるようになるので、それぞれ確認しておきたいと思います。
賞味期限と消費期限
端的にこの2つの特徴をお伝えすると、賞味期限は「おいしく食べることができる期限」消費期限は「期限を過ぎたら食べない方が良い年月日」です。農林水産省のウェブページにはそれぞれこのように書かれています。
賞味期限
袋や容器を開けないままで、書かれた保存方法を守って保存していた場合に、この「年月日」まで、「品質が変わらずにおいしく食べられる期限」のこと。
スナック菓子、カップめん、チーズ、かんづめ、ペットボトル飲料など、消費期限に比べ、いたみにくい食品に表示されています(作ってから3ヶ月以上もつものは「年月」で表示することもあります)。この期限を過ぎても、すぐに食べられなくなるわけではありません。色やにおい、味などをチェックして異常がなければ、まだ食べることができます。もし、賞味期限が過ぎた食品があったら、大人の方とそうだんしてから食べましょう。 食品は表示されている保存方法を守って保存しておくことが大切です。ただし、一度開けてしまった食品は、期限に関係なく早めに食べるようにしましょう。
消費期限
袋や容器を開けないままで、書かれた保存方法を守って保存していた場合に、この「年月日」まで、「安全に食べられる期限」のこと。お弁当、サンドイッチ、生めん、ケーキなど、いたみやすい食品に表示されています。
つまり、賞味期限は過ぎても食べられますが、消費期限を過ぎたら食べない方が良いのです。ただし、ただしいずれも、袋や容器を開けないで、書かれた通りに保存していた場合の安全やおいしさを約束したものです。一度開けてしまった食品は、期限に関係なく早めに食べるようにしましょう。
賞味期限は「おいしく食べることができる期限」
消費期限は「期限を過ぎたら食べない方が良い年月日」
賞味期限を過ぎた牛乳は飲める?
多くの牛乳の記載は賞味期限
牛乳に書かれている期限は多くの物で賞味期限ですが、一部、消費期限を記載されているものもあるようです。ですので、期限切れの牛乳がある場合は、まずは消費期限と賞味期限、いずれが書かれているのか確認する必要があるでしょう。牛乳での期限の違いは、牛乳の殺菌工程による影響が大きく、超高温殺菌した牛乳は菌が死滅しているため長持ちするので「賞味期限」が表示されますが、菌がまだ生きて残っている(壊されていない)低温殺菌牛乳は「消費期限」が記載されているそうです。
開封後のものは賞味期限内でも要注意
前章で書いたとおり、賞味期限はあくまで、未開封のものについての期限となります。牛乳の場合も他の食品と同様、開封したら早め(目安は2日間)に消費する必要があります。保存状態によっては賞味期限内であっても劣化が進んで安全に飲めなくなってしまうこともあります。直接口をつけたり、温度変化の激しい場所に置く事は避け、定められた温度より低い温度で保存しましょう。
飲用可能かの判断方法
賞味期限を過ぎた牛乳についての劣化のスピードは季節や保存状態等にもよるため、何日は可能、と名言することは難しく、最終的には五感を使って確認する必要があります。
牛乳の変質の確認方法は下記の通り。このような変化があったときは飲用は避けてください。
1)目でみる・・・分離したり、ブツブツができている
2)においをかぐ・・・ふだんと違うにおいがする
3)味をみる・・・酸味や苦味がある
4)鍋で沸とうする・・・モロモロに固まったり、分離した
(明治乳業ウェブページより)
(冬・未開封で庫内奧に保存・賞味期限10日後)
牛乳を大量消費する方法
上記の方法で飲用できるかを確認をし問題無く飲めると判断出来た場合も、できるだけ早めに消費する必要があります。賞味期限内のものであっても開封後は2・3日を目処に消費することが推奨されていますので、牛乳をあまり生で飲用しない家庭では大量消費が必要となる機会はあるのではないでしょうか。賞味期限を過ぎた牛乳、あるいは開封後時間が経ってしまった牛乳ならば火を通すお料理がより安心かと思います。いくつか当てはまるようなお料理を紹介しますね。
ミルクスープやミルク鍋
牛乳をたっぷり使う煮込み料理はいかがでしょう?寒い時期は体が温まりますよ。子供から大人まで美味しく食べることができるのも魅力です。どのような具材でも美味しく仕上がるのも嬉しいところ。家にある余り野菜を使うのも良し、冷凍庫にあるシーフードミックス等を使ってクラムチャウダー風にするも良し。ご家庭の冷蔵庫内の食材を上手に活用すると良い意でしょう。
カッテージチーズ
牛乳とお酢で簡単に手作りチーズをつくることができるのはご存じですか?牛乳1本分をそのままチーズにしてしまう、というのも良いかもしれません。クラッカーやパンにつけておつまみのように食べても美味しいですし、サラダなどにして食べるのもオススメです。チーズにすると重量がだいぶ減るので、消費したいというときには良いですよね。
ミルクプリン
飲料という形ではなく、デザートにアレンジするというのもオススメです。ミルクプリンなら子供から大人まで楽しむことができますし、蒸しているのでそのまま飲むよりは安心できるのではないでしょうか。生姜のすり下ろしも混ぜてつくるとぐっと大人味の生姜プリンになりますよ。
まとめ
賞味期限が過ぎても、品質の劣化が無ければ牛乳は利用可能です。
上手に活用して無駄を減らせると良いですね!