娘2歳半。予防接種もしっかりしてあったのですが水痘(水疱瘡)にかかり保育園登園禁止になりました。名前はよく知っている水疱瘡。しかし、いざなってみるとわからないことがたくさん。
ということで、娘がかかって知った水疱瘡のあれこれや、娘の場合の発疹の写真(予防接種していてきわめて軽症な事例)を掲載してみます。
水疱瘡とは
どんなウイルス?どうやってうつる?潜伏期間は?
水疱瘡は水痘・帯状疱疹ウイルスというウイルスによる発疹症です。鼻や喉の分泌物や、水疱(すいほう)がつぶれて飛んだしぶきの中にいるウイルスを吸い込んだりして人にうつります。(空気感染)
また、肌がふれあったり、直接手につくことでも感染が広がります。(接触感染)
感染力がとても強いウイルスです。学校保健安全法及び保育所における感染症対策ガイドラインにより、学校・保育園・幼稚園等集団保育の場に通っているお子さんはすべての発疹がかさぶたになるまでは出席停止となります。登園時に医師による登園許可書が必要になります。
一年中かかる可能性のある病気ですが、特に冬から春にかけてが増えるのだそうです。
症状は?
代表的な症状としては発疹があげられます。最初は顔や体に2・3個見られた発疹が全身に広がっていき、翌日には全身に発疹がみられるようになります。
その他、潜伏期間から発症期間にかけて、軽度の風邪症状(咳や鼻、倦怠感、37度程度の軽い発熱)を伴う事があります。
水疱瘡の発疹
発疹と経過の進み方
発疹の最初は2~3mmの赤く小さなブツブツから始まります。汗疹や蕁麻疹かな?という程度の本当に小さな発疹が最初は顔や身体にぽつぽつと見られました。それが一気に全身に広がっていきます。
この後、1つ1つがうっすらと盛り上がるようになって水ぶくれ(水疱)になっていき、中心に膿をもった膿疱に変わり、最後にかさぶたへと徐々に変化する、というのが通常の経過です。
ただし、我が家の娘の場合は予防接種を打ってあったのもあり、非常に軽症でして、水ぶくれにならずにそのままひいていった発疹も見られました。また水ぶくれになったものもそこまで大きな水ぶくれにはならず、点のようなプチプチとした水疱に変わり、そのまま赤味が引くと同時にかさぶたになっていきました。
一気に全ての発疹が変化するわけではなく、先に出来たものから順に水疱・かさぶたに以降していくので一番広がっている時期は様々な状態の発疹が混在して現れます。全てかさぶたになるには1週間ほど要すると言われ、我が家の娘も発疹が最初に確認されてから、全てがかさぶたになるまで8日かかりました。
掻いて水疱を潰してしまうと跡が残ってしまいます。しかし、一番かゆみを伴うのは水疱の状態だそう。娘もその時期が一番、触りたがりました。言えばすぐやめられる位だったので酷いかゆみではなさそうなのが幸いでした。
初期の発疹(写真)
初期の発疹の写真はこんな感じです。

乳幼児期の子供ってすぐ汗で湿疹だしますよね?娘は本当によく発疹を出す子だというのもあり、私は普段の発疹だと心の底から疑わなかったです。予防接種を打ってある子の場合、医師でも見分けるのが難しいとかかりつけでは言われました。
実は最初に病院に行った発疹が出た当日の午後の段階では「なんとも言えない」と言われ、そのまま経過を見ることになり翌日再受診して診断がおりました。私は1日目、下記のような場合は可能性が高いので再受診してください、医師にと言われました。ひとつの目安として、下記のような場合は積極的に早めに受診をした方が良いかもしれません。発症後すぐに飲むことで軽症化できる飲み薬(抗ウイルス薬)が存在します。この薬、遅くなると効果が無くなります。
- 一気に発疹が広がっていく
- 頭皮にも発疹が見られる
- 体幹部や四肢を中心に発疹が広がっている
- 身体の柔らかい部分に多く発疹が見られる
黒いかさぶた(写真)
発疹が治ってくると写真のような小さなかさぶたを残すのみの状態になります。

イメージとしては水疱の膨らんでいた部分がそのままかさぶたになる感じです。触るとプツプツとした突起が残る感じがまだ全身にありますが、かさぶたの周りに赤味が無くなっていればもう大丈夫。登園許可が貰えます。
最初になった場所から順にこの状態になっていくので、最後の方で水疱になっていた(痒がっていた)場所を確認して赤味が無くなっていたら許可がいただけるかと思います。ちなみに我が家の場合は発疹が出て7日めの朝の段階ではまだ赤味が残っており、8日目夜には平気そうかな、という感じ(上記写真は8日目夜のもの)でした。
カチリ
水疱瘡の塗り薬、カチリ。白い塗り薬で、油絵具のような独特のにおいがあります。
発疹の痒みをとる薬で、発疹を乾かさないようにする効果があります。発疹に置くように塗っていくといいそうです。塗りこまないのがポイントだと言っていました。
かゆみをとる薬=水疱を掻いて潰してしまうことを防ぐためのものです。水疱がかさぶたになったら塗らなくて大丈夫です。また、もしカチリが気になって逆に触ってしまう、潰してしまう可能性があがる、というような場合はもしかしたら逆効果かもしれませんね。かゆみをとる飲み薬もあるようなのでお医者様に相談してみてもよいかもしれません。
この薬、白い粉が落ちてとにかく掃除が大変です。が、かゆみがある期間の辛抱。我が家の場合は5日目位までで大丈夫でした。大変ですが、綺麗に治す為に頑張って塗って、そしてお掃除頑張りましょう。
お子様も大変ですが、親御さんも大変な水疱瘡。
この記事が今のあなたの疑問の解消に少しでもお役に立ててますように。